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アクアコンディショナーの原料はコンニャクイモ。広島県は、戦前こんにゃくの生産が日本一だったこともあり、こんにゃくの精粉(せいこ)であるグルコマンナンに関する化学、ゲルの物性、食品加工、食物繊維としての生理活性などといった研究が盛んに行われ、公的な試験機関や県立大学などでも勢力的に研究に取り組み、この分野をリードしてきたという背景があります。
アクアコンディショナーのベースになるのは、ナチュラブの母体でもある、西川ゴム工業株式会社の高度な発泡化技術。その技術は化粧品用のパフなどにも応用されています。
こんにゃくを使って体や顔を洗うという風習は、古来より伝えられていたものですが、そこに最新の技術、グルコマンナンの研究や皮膚の研究をプラスすることで、肌にも環境にもやさしい、アクアコンディショナーが誕生したのです。
「昔から、こんにゃくスポンジというものもあったのですが、硬いものが多かったので、なんとかやわらかいものができないかということが、大きな課題になりました」と、開発にあたった山本博一さん。このやわらかさが、赤ちゃんや敏感肌にもやさしく使える秘密。
「自然の素材感を大事にしながらも、肌へのやさしさを追求するために、不純物を取り除き、清潔感を感じさせる色みを出す点も工夫しました」と山本雅智さん。
小さなアクアコンディショナーですが、そこには多くの工程があり、多くのひとの手と最新の技術、研究がぎゅっと詰まっているのです。
また、開発の工程ではいろいろな苦労もあったそうですが、「肌の調子がよくなったみたい」「気持ちよく使える」といった、購入者からの声を聞けば吹き飛んでしまったとか。
アトピー気味だった姪っ子の赤ちゃんも、アクアコンディショナーの愛用者。おふたりの山本さんともに、自然の素材で肌にやさしく、環境を考慮した、このアクアコンディショナーの開発に携わったことに、大きな誇りを感じていらっしゃいました。
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アクアコンディショナーの生みの親。開発を担当した山本雅智(左)さんと、山本博一さん(右)。なんと、おふたりとも山本さん!
ちなみに親戚関係ではないそうです。今回は、製造を担当されている雅智さんに工場を案内していただき、博一さんからも、開発当時のお話をいろいろとうかがいました。 |
拡大してねと書いてあるのですが、すみませんが拡大できません |
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